スズメバチの巣駆除を行なう時に必要な道具と手順の確認

殺虫剤を上手に使おう
蜂駆除の準備

個人でスズメバチの巣駆除を実行

スズメバチの巣がまだ小さなうちは、自分で駆除しようと考える人も多いでしょう。しかし、作業に手間取ると大きな事故になりかねません。駆除に必要な道具をそろえて、準備を万全に整えた状態で手早く巣を撤去できるようにしましょう。

必要な道具を準備

防護服: 蜂の巣駆除専用防護服の着用をおすすめします。購入すると費用がかさむので、住んでいる地域の役所でレンタルサービスがないか確認してみましょう。防護服を着用しない場合は、黒などの濃い色を避け、袖口や襟から蜂が入らないような工夫が必要です。
ゴミ袋と網: 蜂の巣駆除を行うと、怒った蜂が巣の中から飛び出してきます。したがって、蜂の巣駆除はなるべく離れた場所から行うことがポイントです。作業を始める前に、巣まで届く長い棒と、落とした蜂の巣を入れるビニール袋を必ず用意しておきましょう。捕虫網があると巣を袋に入れやすく、便利です。

駆除作業の手順

巣に殺虫剤を吹きかける

蜂の巣駆除をスタートするときは、まず初めに、巣全体に殺虫剤を吹きかけます。中から蜂が怒って飛び出してきますが、止めることなく、30～60秒間は噴射し続けましょう。殺虫スプレーが途中で切れてしまわないように、なるべく新しいものを用意しておきましょう。

棒をうまく活用し、巣を取り外す

長い棒などを使用して、蜂の巣を落とします。このとき、あらかじめ下に捕獲用のゴミ袋を広げて用意しておくと便利です。うまく落とせずに作業が難航すると、蜂が反撃してくることがあるので、無理そうな場合は早めに判断して、静かに撤退しましょう。

取り外した巣をゴミ袋へ入れる

棒でうまく巣が落とせたら、取り外した巣をゴミ袋へ入れます。落とした後すぐは、まだ興奮した蜂が飛び交っているので、それらが落ち着いてから作業することをおすすめします。蜂がまだ飛び交っている場合は、無理をせずにそのまま巣を放置し、蜂がいなくなるのを待ちましょう。

業者に駆除を依頼するのも一つの手です

以上のような方法でスズメバチの巣駆除をするときには、巣の大きさや蜂の数を事前にチェックしましょう。スズメバチの巣は人目に付きにくい場所に作られ、発見したときには大きくなっていることがほとんどです。巨大な蜂の巣を個人で駆除しようとすると大事故につながるので、専門の業者へ依頼することも検討しましょう。